館内案内図

第1展示室

第1展示室

広々とした空間に迫力の大作絵画、彫刻を展示

当館の最大面積を誇る第1展示室。
楕円をかたどった室内には、斎藤斎・藤井範子の作品を中心に、約30点の作品を展示。

第2展示室

第2展示室

日本美術と彫刻の世界

江戸時代初期から昭和年間にかけての掛け軸や屏風を中心に展示。
窓からは北川庭園の眺めもお楽しみいただけます。

第3展示室

第3展示室

書を中心とした日本的な雰囲気を演出

書、詩、歌短冊などの作品を和室のある空間に集め、他所では見られない日本的な雰囲気を演出します。

第4展示室

第4展示室

日本を代表する画家たちの見ごたえある作品

富永直樹の彫刻「パリ祭」が迎える第4展示室。鹿追町にゆかりのある神田日勝の作品を含め、見ごたえのある作品をご鑑賞いただけます。

第5展示室

第5展示室

企画展のための展示室

第5展示室では、個展などの企画展を行っております。企画展の無い時期は常設展示をしております。

フリースペース

フリースペース

展示スペースとして、アーティストの皆様に無料で開放しております。
観覧者も無料でご覧いただけます。

屋外展示

屋外展示

十勝石

福原記念美術館の前・後両庭には、200万年前の大雪山の噴火活動と共に出現した、巨大な十勝石を配置しています。

彫刻

記念館内だけでなく、屋外でも彫刻作品をお楽しみいただけます。

千年樹「太郎」

12tの巨大十勝石の隣には、推定樹齢1,000年のいちい(おんこ)の木「太郎」がそびえます。

福原山荘

福原山荘
開催期間 毎年9月~10月頃の期間で開催しております。
開園時間 午前9時~午後4時
所在地 北海道河東郡鹿追町北瓜幕鹿追自然ランド向かい
アクセス 福原記念美術館より車で約20分
お問い合わせ 福原山荘は、福原記念美術館で管理致しております。
TEL 0156-66-1010(AM9:00~PM5:00)

作家紹介

藤井範子

1940
京都市に生まれる
1960
京都学芸大学(現教育大学)特修美術日本画科入学
1962
第5回新日展 『ダリア』 初入選(以後11年間連続入選)
1965
京都教育大学特修美術専攻科卒業
1966
第1回日春展 『温室の花』 入選(以後9年間連続入選)
1973
第5回新日展 『開花へ』 特選受賞
1974
第6回日展 『生』 特選受賞
1975
日展会友となる/日展委嘱として以後出品
1976
全関西展審査員
1991
第23回日展審査員
1992
日展会員となる
2001
グループ黎REI(日展大阪展出品作家グループ)結成参加
2002
田中彰、藤井範子二人展(枚方市民ギャラリー)
2008
現在日展会員、日春展会員

斎藤斎

1911
熊本県に生まれる
1936
東京美術学校卒業
光風会初入選
1941
文展初入選、以後文展2回・日展24回入選
1946
光風会会員
1976
日展会友
1977
現代洋画代表二百人展出品
日本の風景画百人展出品(求美編集室主催)

神田日勝

1937
東京練馬に生まれる
1945
集団疎開 「拓北農兵隊」 に加わり、一家とともに北海道鹿追町へ入植
1953
中学校卒業後、農業を継ぐ
1960
全道展初入選 『家』
1961
第16回全道展出品 『ゴミ箱』 道知事賞受賞
1963
全道展会友に推挙される
1964
独立展初入選 『一人』
1966
第21回全道展出品 『静物』 会員に推挙される
1969
帯広市内にて、神田日勝個展を開く

十勝石

十勝石
十勝石

Ⅰ.十勝石の原産地

記念館の前庭及び後庭に展示されている二つの巨大な十勝石は、およそ200万年前の大雪山の噴火活動と共に出現した網走管内白滝村の雄柏山(1,147m)の山頂付近で路頭石として発見されたものです。(前庭十勝石=5t、後庭十勝石=12t)

Ⅱ.十勝石の造岩過程と特徴

十勝石は、火成岩の一種で流紋岩質のマグマ(岩しょう)が地表や地表近くで急速に冷却され、固結された岩石です。十勝石の学名は、黒耀石(obsidian)と命名されています。十勝石の性質は、ガラス質で割れやすく、貝殻状の断口を示す岩石です。

Ⅲ.十勝石の美的な価値

前庭の十勝石は、研磨されており漆黒の素地に白斑(石英の変態である同質異形)の石が混入し、粉雪が舞う情景を連想させる見事な岩石です。このような白斑黒耀石は、自然美が豊かで希少価値が高い鑑賞石として、珍品とされている十勝石です。さらに、後庭のオンコの巨木と並んで置かれている十勝石は、大噴火によって生まれた姿そのままの十勝石です。他所では見られない、巨大な珍しい十勝石です。

(八木満、斉藤重吉)

いちいの大木

十勝石

千年樹「太郎」

推定樹齢1,000年のいちいの木。記念館後庭にそびえるいちい(別名・おんこ、あららぎ、すおうのき)の大木。笏(しゃく)の材料としたところから、位階の一位にちなむ名と言われています。
聖徳太子が手に持つそれも、いちいで作られたと伝わっています。